ついぞ知らない 通り雨の境界線 重なる筈の言葉が 互いに譲り合って 易々と帰ってしまった 私と机を照らす灯りさえ 今はよそよそしく視線を落とす こんな風に穏やかな気持ちのうちに 愛の詩はやってこない 耳元で悪魔が囁いても 小鳥の囀ずりぐらいにしか聞こえないだろう 魂の淵を見ても 涙さえ出なかった 幻想に群がる 甘い蜜の餌食
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