みんな泣いてんだろうなァ…ここはあたしが元気付けなきゃ…―ッて,アレ??
母「ちょっとお父さん!!この箱どうする??」父「それは〜テツ君に渡そう!!あと…おぉ瑠璃お帰り!!」
みんな元気…
あの〜お姉チャン死んだんだよ??もぉ帰って来ないんだよ??
わかってる!!?…
瑠「なんでそんなに元気なの(笑)」
あたしが聞くと,
母「いつまでも泣いてられないの!!それに…お母さん達が泣くとお姉チャンが悲しむカラ…」
父も母も口ではあぁ言ってるケド…相当我慢してるのが痛いぐらい分かった…
片付けも終わり,皆が休めたのは夕方頃だった。
あたしは,お姉チャンの部屋の前にいた。部屋に入ると泣き出しそうで恐かった…でも!!
ガチャッ…―\r
『瑠璃!!ノックぐらいしなさいよ!!あんたはもぉ…』
お姉チャン…
もういないんだね…??
部屋にはお姉チャンが使っていた机と椅子。
ベットとタンスしかなく今までとは違い,スッキリしていた…
瑠「お姉チャン…」
あたしは,部屋カラすぐ出てしまった…
ずっといたら,思い出に浸ってしまうカラ…
キィ…―\r
『瑠璃!!早く寝なさいよ!!?』
お姉チャンは…死んでまであたしを心配するんだね…
お通夜は,家族と知り合い数人で静かに行われた…
お姉チャンは,お化粧をしていて凄く綺麗だった…
その夜…
箱の中に入ったお姉チャンに話し掛けるてっチャンの姿を見た…