てっﾁｬﾝ…
辛いよね…今は話し掛けないほうが良いよね…
そう思ったあたしは，そっとその場ｶﾗ離れようとした…
その時，
鉄「由衣…良かったなぁ。こんなに良くしてもらって…。
なぁ，覚えてるか??俺がしたプロポーズの言葉。俺が真剣に何日も考えた言葉だったのにお前聞いた途端爆笑だもんなぁ（笑）ありえねぇって思った…
何でこんなに早く行っちゃうんだよ…ずっと一緒にいようって言ったじゃねぇかよ…」
てっﾁｬﾝの声がだんだん震え出す…
鉄「お前がいない世界で俺に…どうやって生きていけって言うんだよ…!!なぁ!!…お願いだから…答えてくれよ…」
てっﾁｬﾝは，いつも笑っていて時にはあたしの悩みも聞いてくれたんだ…
ねぇお姉ﾁｬﾝ…聞いてる??見てる??てっﾁｬﾝ泣いてるよ…
皆泣いてるよ…
お葬式の日…
お姉ﾁｬﾝの知り合いや友達が参列する中，望と秀と竜也と千晶がいた…
瑠「皆来てくれたの??ありがとう!!お姉ﾁｬﾝ喜ぶよ（笑）」
秀「大丈夫か??」
秀は心配そうな顔であたしに問い掛ける。
でも本当に大丈夫。
お葬式も終わりに近づいた時，お父さんが挨拶をし始めた。
父「今日はお忙しい中私の長女…由衣の為にお集まりくださり，ありがとうございました。娘も皆様に見送られさぞ喜んでいる事でしょう。娘は昨日…本当ならば鉄君と結婚式をする予定でした…しかし交通事故にあい，このような結果になってしまいました…
しかし，私達は娘の分まで生きていこうと話し合いましたし，これから辛い事があっても娘が守ってくれると信じています。今日は，本当にありがとうございました。」
父も母も泣いていた。でも，決めたんだ…皆でお姉ﾁｬﾝの分まで生きようって…
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