その夜…
やっと家族団欒の時が来た。でも，キッチンにはいつもいるお姉ﾁｬﾝの姿がない…
一人いない事はこんなにも辛いものなんだね…
その時，てっﾁｬﾝが部屋に来た…
鉄「失礼します。」
父「おぉ鉄君。まぁここに座りなさい。」
鉄「はい…」
父「皆もここに座ってくれ!!」
あたしはてっﾁｬﾝの隣の椅子に座った。
父「鉄君。今まで娘の事ありがとう。本当に感謝するよ…」
鉄「いいえ…こちらこそありがとうございました。」
てっﾁｬﾝ…やっぱり辛いよね…ごめんね…
父「鉄君に言って起きたいことがあるんだ。由衣は，もういない…だから早く君に素敵な相手を見つけてほしいと思う…しかし，君がどんな子と結婚しても君は僕たちの家族だからね。」
鉄「えっ…!!?」
母「てっﾁｬﾝはずっとあたし達の家族よ!!?
当たり前でしょう??
由衣だけぢゃないわ…あたし達家族もそれを望んでるのよ。」
なんだか嬉しかった。そうだよね…てっﾁｬﾝはずっと家族だよ!!
瑠「てっﾁｬﾝは家族だよ!!?あたしのお兄ﾁｬﾝだよ（笑）これからも悩みとか聞いてね!!」鉄「瑠璃ﾁｬﾝ…お父さんお母さん…ありがとうございます。」
父「まぁこれからも飲み相手になってくれ」鉄「いいですよ!!でも僕お酒強いですよ?」
母「あら!!（笑）てっﾁｬﾝあんまりお父さんにお酒飲ましたら駄目よ!!」
瑠「そうだよぉ!!お父さん飲み出したら止まんないもん（笑）」
皆「アハハｯ（笑）」
お姉ﾁｬﾝ…大丈夫だよ!心配しなくて。
そりゃあまだ不安はいっぱいあるよ…でも，皆がいるから大丈夫…お姉ﾁｬﾝ…見ててね。
あたし頑張るｶﾗ…頑張って『生きる』ｶﾗ…
それと…
今まで『ありがとう』
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