自分が寝ている間にいったい何が起こったのだと思い聞いてみた。
ロン
「何があったんですか?」
ルッチ
「僕も知りたい」
トムはモートルの顔を見た
モートルは少し間をおいた
しかし話さければならないと思い、話し出した。
「実はの、昨日トムが見張りをしていた時に人影を見たのだ。」
ロン
「人影だって〜?」
ルッチ
「やっぱり、だ、誰かいるんだ」
トム
「でも先生は見間違えだとおっしゃいましたよね?」
トムは自分が正しかったと自信たっぷりに言った。
しかしモートルは
「実は、私にはあの時、見間違えじゃない事はわかっていたよ。」
トム
「えっ!?」
「じゃあなぜ?」
モートル
「それは心配するといけないからだよ。」
「これから寝ようという時にそんな話しをしたら
寝れるかね?」
「君が気にしなくてもサラは気にしていただろう。」「だからだよ。」
「その点はすまなかったね」
トムは常に先を読むモートルに心から感心した。
「僕こそすみせん。自分が合ってたからすごいみたいな言い方してしまって。」
モートル
「いいんだよ。
時には自分の意思を貫き通す事も必要だ。
自信を持つ事もな」
?へ続く