ロンとルッチはその人影の事が気になり二人の会話など耳入っていなかった。
モートル
「さて、そろそろ行こうかね。」
モートルはそういうと最後に水を飲み干した。
他の三人も立ち上がりそれぞれ考え事をしていた。
モートル
「今、時間は10時ちょっと過ぎだ。」
「これから30分程この足跡を辿ってみる」
「30分たって何もなければ引き換えそう。」
「テントにもどり食事だ。」
トム
「何かあったらもどらないのですか?」
モートル
「何かによるがね」
意味深な言い方をしたので、生徒達は少し怖くなってきた。
特にルッチは早くもどりたいと思っていた。
トム
「襲ってきたらどうします?」
「こっちにはライフルとスタンガンしかありませんし。」
モートルは銃の腕は確かだが、それでも十分危険である。
モートル
「大丈夫だと思うぞ。」
「襲う気なら昨日の夜のうちに襲ってきただろうしな」
確かにそうであるとトムは思った。
トム
「では見つけたらどうします?」
モートル
「まずこの島にいる理由を聞くね。」
「さぁもう出発しよう」
4人は足跡を辿って歩きだした。
?へ続く