スタアの恋 TRINITY〜ARATA〜 8話No.1

MIZUKI@VENUS.T  2008-06-22投稿
閲覧数[500] 良い投票[0] 悪い投票[0]

8話『不幸は…。』


アラタと私は自宅へ戻った…。


そして私を優しく抱きしめた。


アラタ『ごめんな。側にいれないからこんな事になって。
俺のせいで後に残る怪我までさせて、いずみにお詫びのしようがないよ。
俺は嘘をついた。守るって約束したのに……。』


いずみ『アラタ、自分を責めないで。
私も用心するべきだったから。私なら大丈夫だよ。』


私もアラタを強く抱きしめた。


アラタ『いずみ、ご両親にきちんと話さないと…。』


いずみ『お父様には言わない方がいいかも。
仕事で忙しいから心配かけたくないの。お母様はとっくに他界してるから。
でもアラタの気持ち嬉しいよ。』


アラタ『いずみ………早めに婚約したい。側にいて欲しい。』

アラタ………。



いずみ『来月、旦那が日本に一時帰国するから、その時にきちんと話すから。』


やっとアラタの表情が少し明るくなった。


私たちはリビングで過ごした。


いずみ『コーヒーでも入れてくるね。』


離婚………。本当にそれでいいのだろうか?旦那を傷付けてまで幸せになれるのだろうか。


そう考えても、もう気持ちのブレーキはきかない。


私とアラタの想いは鎖で繋がっているかのようだった。


アラタは、初めて会った時より、顔つきが大人っぽくなった気がした。



アラタ『今日、俺が帰るまでここにいてくれないか?
まだ話したいし。』


いずみ『話したいだけ?』


意地悪な返答。


アラタ『いずみは意地悪だな!
もうここにずっといなよ………と言いたいとこだけど、まだ無理だよな。』


いずみ『アラタも意地悪。…でも今日はここで待ってる。』



ホントは今日はこのまま一緒にいて欲しかった。

続く…。 8話No.1

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 MIZUKI@VENUS.T 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ