調査組に話はもどる。
周りを警戒しながら歩いてる4人である。
先頭を歩いているのはもちろんモートル
最後尾はロンが歩いている。
超音波が効かなくなったと言え、何か出てくる気配はない。
妙に静まりかえっていて逆に不気味であった。
モートル
「この近くに誰かいるようだ」
ロン
「誰が?」
モートル
「しっ!」
そこには穴があった。
鍾乳洞のようで普通なら熊が住んでいそうな所であった。
しかし確かに足跡はここで消えている
モートルは恐る恐る穴の入口に近づいて行った。
モートル
「私1人で行く。ここで待っていなさい」
「ここから動いちゃいけないぞ」
「わかったね?」
何か言いたそうな生徒達だったが、黙っていた。
モートルは徐々に穴の中に入って行った。
生徒達はドキドキ物だった。
トムは汗をかき
ルッチは唾をゴクリと飲み込み
ロンは目がキョロキョロしていた。
モートルの姿は見えなくなった。
生徒達は何かあれば直ぐにでも飛び込んで行こうと思っていたが、まるで音はしない。
静かだった。
静かすぎた
?へ続く