僕は君の未来を永遠(トワ)に。<40>

麻呂  2008-06-23投稿
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* * * * * *

『未來あのね、この“タラ〇ガニ入り魚介のト〇トクリーム”ってパスタが美味しいの!!』


赤いテーブルクロスの上には、ディナーの料理とワイングラスがふたつ。


無邪気にはじゃぐ彼女の笑顔を見ていると、僕は目の前の美味しそうな料理よりも嬉しい気持ちになった。


それ程広くはない店内の照明は、程好く落とされ、


気取らないアットホームな雰囲気は、案外僕も“この店が好きかも”なんて思った。





『所で未來―』

『エリカちゃんあのさ―』


二人で同時に口を開いた。





『あ、ごめん。どうぞ、お先に。』



『え?!いいよ未來が先で。』



思わず二人で顔を見合わせる。





『‥‥‥ぷっ‥。』


『‥‥‥あはははは‥。』



そのまま顔を見合わせたまま僕達は笑っていた。



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