私はあの老人の言葉を今も忘れられない。 子供の頃、絵描きになりたいと私は言った事がある。しかし、自身が持つ動く事のない芯が、私の軌道を修正し、居るべき場所へ導く。その夜、私はガアガアと鳴く鳥の鳴き声で、眠れぬ暗闇に身を置く事になる。そして、その鳴き声が私を眠らせる事を拒んだ。あの夜の鳥は老人の生まれ変わだったのだろうかか。 『絵描きにゃなるなよ』と言う言葉を私は口にしてみた。
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