爛れた月

もね  2008-06-26投稿
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燃やすあの月の様に朱く魂
燃やす疲れ果てても強く
いつか燃え尽きる日が来ても
何もかも残らなくても
傍らの人々が過ぎ去っても
命は燃え続ける
月は誰のため輝くのか
己のためじゃなくただ光受けて
漂いそこにあるだけ
ある日澄んだレモン色の光を放ち
今日は爛れた膿の色を放つ
だから私はあの月の様に命を朱く燃やす
そして燃え尽きるまで私は
あの月の様に朱く浮かび
暗闇に踊る一塊の光として
誰のためでもなくただそこに漂い
気だるい膿の色を放つだろう

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