振り返った先には、長身で美人な女の人が立っていた。
「もしかして、ユディ?」
カイトが聞くと、
「カイト?久しぶり。三年振りくらいかな。カイトの噂は、聞こえてるよ。」
ユディは、そう言うと、カイトの腕をとり、立たせた後、キスをした。
そして、フレアを起こした。
「とりあえず、立ち話も何だから。あっちに私の船があるから行こう。私の連れもいるから。」
カイトは、頷き歩き出した。カイト、ユディが前を楽しそうに歩いていた。
『フレア大丈夫?彼女、ユディさん綺麗な人だね。どんな人なのかな。』
アイリがフレアに話しかけた。
『大丈夫。何があってもアイリは、守るから。』
フレアとアイリの心は、二人とも動揺していた。
本人たちは、気が付かないふりをしてきたが、お互いのことは、分かっていた。
しばらく、歩いた後、ボロボロになった小型船が見えてきた。
小型船の上から誰かが手を降っていた。
アイリとフレアには、その人に見覚えがあり、とても驚いた。