〜さらば、ゴミ屋敷〜
…一年後。
カノジョの単位数は変わらなかった。
そして約束通り、カノジョは大学を退学することとなった。
…引っ越しの日。
アノ屋敷を無に還す日。
カノジョ曰く、当日までにかなり片付けたらしい。
それでも、ご両親は部屋を見て絶句したそうだ。
ゴミは部屋内に収まりきらず、ベランダを完全に埋め尽くしていた。
…昼過ぎには引っ越し屋さんが来てしまう…。
ご両親は電話帳を調べ、どこかへ電話した。
しばらくして、アパートの前に2tトラックが到着。
ご両親は廃棄物の回収業者に依頼し、2tトラック1杯1万円で部屋ン中・外のゴミをせん滅する荒業に出た!!
イヤ、それしかあの状況を打破する方法は無かったようだ…。
作業の結果、2tトラックはイッパイになった。
それでも収まりきらなかったゴミを、指定日に捨ててもらうよう大家さんにお願いし、引っ越しトラックに荷物を積み込み、ツイにゴミ屋敷の引っ越し作業は終わった。
…皆さん。
ゴミは、ゴミ箱へ?
貯まったら、回収業者へ?
つづく