テントがもう見えかかっていた。
行きに比べれば大分早く戻って来れた。
ワグナー
「あれか。しかしあんな海辺にテントを張って良く無事に住んだな。」
ルッチ
「どういう意味?」
ワグナー
「狼がウロウロしているだろうが」
ルッチ
「へっ!?」
ワグナー
「知らないのか?」
「モートル博士ともあろう者が、こんな事を生徒に教えないのか?」
モートル
「ハッハッハッハッ」
モートルは不適に笑った。「トム教えてあげなさい」
トム
「超音波ボックスです」
ワグナー
「なんだ?」
トム
「動物達が嫌な音を出して、近付けないようにしてるんです」
「狼にも効果は抜群だったみたいですね先生」
モートル
「犬や狼のように耳が良い動物にはそれは脅威だろうて」
ワグナーは感心していた。トレジャーハンターの方がこういう場所に来た時有利だと思っていたが違った。
それと同時にこいつらを仲間につけとけばとさえ思っていた。
ワグナー
「なら安心だな」
どうりで急に狼達がいなくなったと思ったぜ」
坂を降りテントに着いた。ショーンが穴を掘っている姿が見えた。
ロンとトムは
「お〜〜い」と3人を呼んだ。
?へ続く