深夜一時 榛名山の下りで一台のシビックが走っていた。
黒のEG6だ
。
赤のホイールで悪魔のようなオーラを出しながら凄まじいスピードで走っていた。
前方に走り屋がいた。
『後ろから煽ってきやがる・・・よし、俺のS14の底力を見せてやるぜ!!』
二台は四連ヘアピンに入った!
シビックは安定したグリップ走行で曲がる。
S14のドリフトは下手だ。
安定しないし,立ち上がる度にケツを振っている。
あまりにもの下手さに
『こいつはダメだな。ケツ突っついてスピンさせてやる』
シビックのドライバーは悪魔のようだ。
下手だからスピンさせてやるのはありなのか?
ここは某アニメであいつが負けた伝説のカーブだ。
二台とも凄まじいドリフトだ!!
シビックが立ち上がりでS14のケツを時速89キロで突っついた!
ドぎゃあ
ぎゃあぎゃあぎゃあ
『うわああああああ!!!!!!!ぶつかる!!!!!』
S14はガードレールに突っ込み,なんとか重傷で助かった。
しかし、この事態を知った仲間やその他チームが大激怒したのだ。
『なんだと!亮一がやられだ!?』
『亮一は大丈夫なのか!!』
『ガードレールに突っ込み重傷らしい』
『リーダーになんとことを!!』
『俺たちでそいつを潰して仇をとろうじゃねえか!
亮一がやられて黙ってられるかよ!!!』
『他のチームの奴とチームを組んで、そいつを同じ目にあわせてやろうじゃねえか!!!!!!!!!』
その後,悪魔のようなシビックを潰そうと、地元の走り屋がチームを組み、
深夜一時に暴走しているEG6に会うために走っているのだあった。
EG6はホンダの名器でもあるB16A、VTECを搭載している。
しかしこのシビックはターボだ。他に高度なチューンで390馬力を発揮している。
外見はホイールだけ取り替えてあるが、
他はノーマルた。しかし中身が悪魔のようなセッティングで、
ドライバーの良雄は榛名山、妙義山を
知り尽くした57歳の現役ドライバーだ。
若い頃は『伝説のシビック』と呼ばれていたらしい。
今では知る人は誰もいないのである。
続く...。