ノック

神様の親戚  2008-06-30投稿
閲覧数[999] 良い投票[0] 悪い投票[0]

俺はこの春




一人暮らしを始めた…



深夜1時


部屋で一人、荷物の整理をしていると、







トントン…








誰かがノックをしてきた…





(こんな夜遅く?隣の人かな?チャイム鳴らせばいいのに…)










ドアを開け…外を見渡しても…誰もいない…。






(おかしいな…)









ドアを閉めた瞬間…








トントン…










(やっぱ誰かいる!幽霊かな?)








「あのぉ…幽霊ですか?」



















「そこに…いるんですか?」










…トン









(いるんだ…てか幽霊じゃん!幽霊と会話してんの…?)









「えっと…一人ですか?」







…トン



(…一人って事かな?)




「男なら一回、女なら二回ノックしてください。」






…トントン








(女性なの??顔見たいなぁ〜)







「い、いくつですか?」











…トントントントントントン









(ろ、六歳!?女の子じゃん!!こんな遅くに一人っておかしいって…)








「お母さん…いないの?」




…トン





「家、ないの?」



…トン






「外…寒いよね?」





…トン









俺は恐る恐る聞いてみた…





「……中に、入れて欲しいの…?」













ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!…







その音は朝まで鳴り響いた…



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 神様の親戚 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ