あっという間に…
高校三年になった…
1番始めに最後の大会が始まったのは…陸上。
みんな、好きな種目を選んで出場をした。
木村「へぇ〜、大庭は100メートルの選手だったんだ。」
大庭「うん。」
上村「そうなんだ、じゃあ100メートルなら全国行けるかもなっ」
翌日
地区予選は始まり…
まるでスポーツテストのように14人は騒いだ。
松川「おい上村、バスケの力みしてやれ!高跳び日本一になっちまえ!」
木村「ばか!サッカー部だって、跳べんだよ!そん中でも江川なんか、跳んだら雲掴むぜ?ワラ」
さすがにエリートプレイヤー達…
たくさんの生徒が予選を突破した。
それなのに…
みんな「……」
大庭「…みんな、どうしたの?」
武田「いや…なんか、俺達勝って喜んでたけど…負けた奴らって…三年間終わりなんだろ??」
上村「…なんか、俺が跳んで○○高校の奴の記録越えたら…すげぇ勢いで泣いてたんだよね…」
木村「……
俺達さぁ…
この大会に、出ちゃダメじゃねぇ…?」
みんな「……」
男子生徒14人は、その日6人の生徒が予選を突破し、来週の決勝まで足を運んだ…
が、みんながみんな同じ気持ちで…
校長に話に行った…
校長「うん。
上村、江川、井口、宮本、木村…そして大庭!よく頑張った!!来週の決勝は、私も見に行くぞ!!皆で全国行けたらすごいなぁ〜」
木村「……校長」
校長「ん?」
木村「決勝…棄権してもいいっすか…?」
つづく