…私の家は、天井裏を倉庫にしているらしい。
いつもは気にも止めなかったが、その日だけは親もいなく、学校もなくて退屈だった…
倉庫に手を延ばした私は不思議に思った。
倉庫の取っては、まるで無理やりこじ開けた跡とグチャグチャに壊された鍵があった。
埃(ほこり)まみれのドアを押すと、しばらくは埃がたって真っ白になった。
倉庫と言うには、物が少なすぎていた…
中にあったものは
古びたラジオ、テレビ、焼けた痕のあるパソコンそして…
なぜか埃ひとつ、ついていない一冊の日記…。
日記の表紙には
『アイラ』
と書かれていた