なら、話しは早いわね。
良子は拓也を頂く事を由美に話した。
勿論、由美には恋人を手放す考えなんて…毛頭無く、良子の希望を断固拒否した。
だからと言って、簡単に引き下がるような良子ではない。
威圧的な態度で由美に迫る。
良子の悪口を言いまくる由美。
これが良子の怒りに拍車を掛ける事になる。
2人は場所を変えて激しく罵り合った。
そして、女同士の激しい喧嘩が始まる!
ずっと由美の後を付けて2人の争いを見ていた森山拓也は仲裁に入った。
すると、良子から判断を迫られた。
どっちを恋人として選ぶのか?
荻島良子の方か?
それとも、宮末由美の方なのか?
難しい選択を強いられた状態に頭を抱える拓也だが、男らしく冷静になって考え始めた。
拓也が下した判断は…
両方とも Х
女2人の醜い争いに拓也は嫌気がさしたのだ。
帰って行く拓也の後ろ姿を見て呆然と立ち尽くす良子と由美だった。