『綺麗‥‥。今夜は積もりそうですね。ミズホさん。』
あたしもミズホさんの横に立つ。
『はいはい。女のコはロマンチスト。
俺らにとっちゃ、バイクは乗れねえし。
しばらくは、冬眠しとくか。なぁサトル?!』
『‥‥ZZZzzz‥‥‥。』
『マジかよ。酔っ払って寝てるぜ。』
『信じらんない。一杯しか飲んでないのに?!』
『でもサトル君が飲んでたのって、ノンアルコールのジュースの方ですよ?!』
聖人とミズホさんとあたしは三人で顔を見合わせる。
『ハハハハハ。やっぱサトルだな。』
『アハハハハ。』
『もぉ〜。信じらんないよ!!サトルはぁ〜!!』
そうしてあたし達四人のクリスマスパーティーの楽しいひとときは、あっと言う間に流れ過ぎていったんだ――