天才少年『X』
彼は今じゃホームレスだが、昔はそのようなあだ名を付けられていた…
この世の中は不公平にも程がある…
今日もXはゴミをあさりに行った…
すると一匹の犬がXを見つめていた…
(汚い犬だな…)
X「おすわり!!」
汚い犬「ワン!」
X「お手!」
汚い犬「ワン!」
X「ちんちん!」
汚い犬「ワン?」
(ちんちんはできないか…へぇ〜でも汚いけど、賢い犬だなぁ〜…)
X「可哀相だけど…ごめんなぁ…俺も飯には困ってんだ…」
辛いながらその犬の前を通り過ぎた…
(…くっ!何て世の中だ…あんな可愛い犬を捨てるなんて…)
するとXは大きな家の前で立ち止まった…
(綺麗な犬だな…どうせ何もできない腰抜けだろ…そうなんだ…いくら賢くても、この世の中ってのは不公平にできてんだよ…)
Xはその綺麗な犬に近づいてみた…
X「ほら、どうせできねぇだろうけど…おすわり!」
綺麗な犬「ワン!!」
できた。
X「じょ、上等じゃねぇか…お手!!」
綺麗な犬「ワン!」
やった。
X「何!?じゃあこれはどうだ?…ちんちん!!」
犬「ワンワン!」
立った。
X「ま、まさか…ここまでできるとは…」
(くそっ…、でもちんちんが出来た所で俺は認めねぇ…)
X「お前…勝ったと思うなよ…
覚えとけ!!じゃあな!」
綺麗な犬「おう!またな!」
X「!」