いずれも同じように破局してしまう。
もうココまで来ると、雅美は堪忍袋の尾が切れたようだ。
フレンドリーの総会の後、良子を控室に連れ込んで厳しく問い詰めた。
良子は自分の非を認めようとはせず、他人のせいにするばかり。
反省の色も見せない良子に雅美は激怒する。
自分たちの行為を誰かに見られている事にも気付かず、良子と雅美は激しく言い争った。
良子の怒りは治まらず、この後の親睦会には出ないでサッサと帰ってしまった。
親睦会をキャンセルした良子は行きつけのラウンジ『スタン』へやって来た。
丁度今頃、雅美たちはフレンドリーの親睦会で盛り上がっているハズだ。
良子は1人淋しく、バーのカウンターでグラスを傾ける。
雅美から文句言われて気分がムシャクシャ。
─今夜は何もかも忘れて酔い潰れるぐらい飲んでやる!─
酔いが回った頃、良子は思いがけない事態に遭ってしまう。
同じ時間帯に恋人の亜久男と飲みに来ていた美枝良と些細な事で絡み合ったのだ。
相手は凄く口の悪い女。
しかも、酔っているから始末に負えない。
良子が言った事にキレたのか、美枝良は良子に掴み掛かった。
掴み合いする2人。
良子の隣りの席で飲んでいた若い女性が仲裁に入った。
女性になだめられる美枝良、興奮は治まきれず尚も良子に掴み掛かる。
すると、女性は自らの不思議なパワーで美枝良を落ち着かせた。
女性に言われるがままに良子に謝罪した。