ダメツマ、ダメオット。17

椿家まんもす  2008-07-04投稿
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中華料理屋に入り、テーブルにつく。


…この重そうなテーブルなら、とりあえず『ちゃぶ台返し』の心配は無さそうだ。


柄シャツにジーパンというかなりラフな格好のお父さん。


一人だけスーツで来たせいで、かなり浮いてるボク。


ヘンな空気の中、先に食事が始まった。



…なんか、緊張してるのボクだけだな……ご両親も気楽に接してくれてるコトだし、ここはフレンドリーにいこう…。



イイ雰囲気で食事が終わる頃、いよいよボクは本題を切り出した。


「仕事も落ち着き、アパートを借りて生活の準備もできたので、娘さんと結婚して一緒に繰らしたいんですが」みたいなことをお父さんに言うボク。


「えっ…?今日そういう話するつもりだったの…?」驚くお父さん。


スーツまで着てるのに、何しに来たと思ってたんですか!?


…どうやらカノジョの説明不足で、お父さんは今日ボクが結婚の申し込みをしに来ることを知らなかったらしい…。




「こんなムスメでいいんですか?」と確認するお母さん。


カノジョのダメなトコを知ってるぶん、あんまり謙遜に聞こえない…。でも、


「はいッ」と即答。


晴れて、結婚を承諾してもらうコトが出来た。





…数ヵ月後。


二人で考え、この日しかないだろってことで婚姻届を提出した。



二人が恋人同士になった日。



6年目の同じ日に、ボクらは夫婦になりました。

つづく

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