寂しいなんて言えない
会いたいなんて言えない
涙なんか見せられない
弱さを補える隙間さえ余裕さえない
我慢をし続けて自分を押さえ付けて
それでも貴方が認めてくれるなら
嫌われずに済むのならと今にも切れてしまいそうな涙腺を必死で繋ぎ止めてきた
どんなに頑張っても強がりに慣れない
無理して笑っても心が晴れない
何かを言葉にすれば失いそうで
弱みを見せれば離れて行きそうで
少しの余裕が欲しい
安らぎとか喜びとか
そんなものが私の手の届かない処へ行ってしまう
何でこんな風になってしまったのだろう
『そんな事言うなよ』と漏らした私の弱い言葉に本当に呆れた顔をした
貴方の表情で私の本音は消えた
ただ優しくされたかっただけなのに
ずっと側にいてとか
抱きしめてとか
我が儘は言わないから
だからせめてほんの少しの安心が欲しかっただけなのに
言葉を交わすのがやっとでまた言いたい事を吸い込んだ
貴方に入り込める隙間が欲しい
私の入れる場所もなくなって居場所を失う
弱い私を
本当の私を見たくないのならば解放して
黙って頷くから
最後まで強がり続けるから
そしたら思い切り声を上げて泣けるから
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