○屋 ?

セイハク  2008-07-04投稿
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カップを置き深く煙りを吸い込み「全部調べてあるんだ!性格や借金も!」
確かに真司は運送会社に勤め不規則な勤務にも真面目な態度で遅刻は一度も無い。苦情がある訳でもなく、時代が成長期なら管理職か独立の実力はあっただろ。
ただ真司はこれという趣味や友達が少ない。勿論彼女もいないのだ。休みの日は朝からパチンコに行くことくらいで朝座った台に当たるまで打つという一途なパチンカーだった。それが借金の原因でもあった。
真司にはそれはギャンブルといえるものでなくゲームなのだ。 真司のするパチンコはバトル形式ものでバトルに勝ち続けると連チャンする。勝っていくなかでのプレミアストーリーを見ることが最高の喜びなのだ。
真司は自分が最初から選ばれた「役者?」かなにかと確信に近いものもった。 「とにかく、やるしかないな」と思い直し時間を見ると7時32分だった。
「そろそろ行くか!」
不安と一緒に店をでた。
地下鉄の切符を買い混み始めた改札を通り大通り駅に向かった。
流石に大通り駅に着くと混雑が激しくなって来ていた。



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