誰かに話を聞いてもらうよりも誰かの話を聞くことが増えたのは頼って欲しかったから
二人でも一人でもいい
そうやって自分を頼りにしてくれて必要としてくれているのなら
だけど最近気が付いた
本当は自分が一人になりたくなかったから
孤独を恐れ側に誰かがいて欲しかったから
些細な事でも話してくれるならまだ自分は一人じゃないと安心出来たから
たまらなく寂しくなる時がある
そんな時に思う
誰かに頼られたいのではなく誰かに頼りたい
必要とされている事に喜びを感じながら
本当は自分が必要としているのだと
怖くて仕方がない
自分を大きく見せようと懸命に背伸びをしてきた
何でも受け入れられる寛大な人間を装ってきた
自分の中の限界を感じながらもそれでも壊さずにきた
壊れそうなのに
壊してもいいのに
誰かに責められる事もないのに
自分を誇れるわけでもないのに
こんな自分が好きではないのに
携帯を手放せないのは孤独から抜け出せるきっかけを待っているから
すぐに駆け付けてしまうのは誰かに会いたいから
一緒に涙を流せるのは自分も我慢の限界だから
一緒に笑えるのは一人よりもずっと楽しいから
本当は
誰よりも寂しがり屋だから