─拓也と由美は仲直りしている─
動揺する良子。
今まで黙っていたのは、良子がショック受けないように配慮した為だ。
ところが、雅美の考えに対する良子の反応は意外なモノだった。
自分はもう、拓也への思いは冷めていると良子は言う。
良子の説明に雅美は納得する。
夜、電話で良子と語り合う真愛は、良子のウソを見抜いた。
不思議な能力を持つ真愛は、良子の心の内を見通しているからだ。
真愛の的を得た質問に良子は自分の気持ちを正直に答えた。
─拓也への思いは今でも変わっていない。
恋人として付き合いたい気分。だけど…、
拓也から…交際は?…と言われた身なのだから今更、やっぱり好きだなんて…言えない。
しかも、拓也は由美と仲直りしている。
私はもう、拓也の事は忘れたい─
良子は痛切な思いで今の心境をこう語った。
更に言う。
─忘れたいけど、忘れられない─
こう言った悩みを真愛に話す良子。
他の男と交際始めようとすると、拓也への思いが強くなってしまうと言う。
どうしたらイイのか分からない。
真愛は2人でゆっくりと考える事を提案した。
流石の真愛も、コレと言った解決方法が見つからないからだ。
だが内心では、良子が気付かない事を真愛は見透していた。
─荻島良子と森山拓也は、目に見えない赤い糸で結ばれている。─
以上で、あらすじは終わりです。一部、本文と表現が異なる箇所があります事をご了承下さい。?
次の回より本文再開です。お楽しみ!?
ぐうりんぼ