ここは、魔物が住まう崖淵斜陽館と申します。
本日のお客様は『タイムスリップ』でございます。
では、後でお会い致しましょう。
気だるい感じの、朝の光で男は目覚めた。
男「あれっ、何だ?」
男の目に映った物…
男が、SF映画で見た様な、未来の景色が広がっていた。
窓の外を飛び回る車…
完全防音の窓…
天まで、届きそうなビルの列、
男は、タイムスリップで、未来に着た事に気がついた。
その時、白い壁が、ピンクに染まり、ハープの演奏と共に、天井から、豪華な食事が降りて着た。
驚きを、隠せない男…
ドアを探すが、らしき物は見当たらない。
男「驚きの余りに腰を抜かしたかな?体が自由に動かないや」
困って居る男を、壁の向こうから見ている人が居た。
A博士「おお?やっと気がついたか」
助手「長かったですね。先生のお祖父様から受け継いだ、患者さんですものね。」
医学の進歩は進み、植物人間だった、百年前の患者を見事、目覚めさせる事に成功した。
しかし、生命維持装置は高く、優遇税制で儲かる、医者(博士)だけが、患者として使える事は、言うまでも無い。
如何でございましたでしょうか。次のお客様は、貴方かも知れません。