Dragon's eye [2ー20]

ギルドギア  2008-07-06投稿
閲覧数[281] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「ウガガググガァァァ!!」
『ふざけてんじゃねえぇぇぇ!!』

黒竜は、再び銀竜に黒球を放った。
しかし、黒球は銀竜をすり抜けた。

「ガ?……グガガ?」
『は?……残像?』

そう。黒竜の瞳に映る銀竜は、残像だった。しかし、気づくのが遅すぎた。
銀竜は、既に次の行動に移っていた。

『人は……天を操る私を……こう呼ぶ……』

「!……ガ…」
『!……かっ…』

その瞬間、銀竜の周りに巨大な氷柱(つらら)ができ、銀竜が翼で合図をすると、黒竜に向かって飛んで行き、黒竜の体を貫いた。



『……神竜……と……』



黒竜は、地に伏した。
しかし、飛竜は2000年もすれば生き返ってしまう。
神竜は、生き返っても動けぬようにした。

『………覇雷!』

神竜の言葉と共に、黒竜に紅い雷が落ちた。
黒竜の体は一瞬で灰になる…はずだった。

『……ほう…』

黒竜の体は磁石で出来ていた。無論、表面の鱗と皮だけだが…。そのため、灰にはならず、逆に表面に雷を纏ってしまった。

『……こいつは………邪黒・紅雷竜……とでも名付けるか……』

雷の熱で氷柱は瞬時に溶け、体内に雷が浸食し、生き返った黒竜は、紅い雷を操る 邪黒・紅雷竜 と化した。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ギルドギア 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ