○屋 ??

セイハク  2008-07-07投稿
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真司は不安に取り付かれた。
「もう一度見とくか!」 バックから写真を出し確認していた。とその時!
「あの鞄だァ!」
その男が出入口からこちらに向かって来ているのだ。 真司は冷静に指示された言葉を思い出そうとしていた。
「エチケット袋に封筒と写真を入れる!それから、この封筒を渡す!」
真司の心臓は爆発寸前にあった。
やがてその男が真司の隣に並んだ。
「鞄も顔も間違いない!」
真司は封筒を渡すためにバックから取り出した。
そしてなんと言えばいいのかわからず「あのー」
と封筒を差し出した。
「ハァ?何これ?」
男はは不思議そうな表情のまま受け取り、中を確認していた。
男は「うーん!」と唸り声にも聞こえるような声を発し写真のような物に目を奪われていた。
真司は「渡した!」と同時にその場を離れた。
また少し人が混み始めた 。
真司は気になり振り返った。
「まだ見てる!写真か極秘の何かを見てるんだろ!とりあえず渡した!」
真司の達成感は充実していた。
改札からでた真司はまだ8時23分であることを確認した。
「地上に出よう!」

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