未設定ー8ー未伊子さんの日常?キミらの一人、現る

未伊子  2008-07-07投稿
閲覧数[539] 良い投票[0] 悪い投票[0]

ああ今夜は三日月だ、車の中で空を見上げて未伊子さんは思った。
三日月は好き、なぜか満月になる希望があるような、いつか無くなる切なさもアル。
両方持ち合わせた三日月を見るのが大好きだった。隆也さんははっきりした満月がヨイと言っていたね…今はどうですか?
叔父さんトコは近所ではあるが、なんせ坂道がキツいのでチビろぉーを背負って道を下るのはコワい。よって車で迎えに行くのだ。

「ありがとうございます、お世話になりました。えろ〜迷惑ば、かけマシタ」
「よかとよ、チビろぉーチャンと遊ぶとは楽しかけん。隆也さんはちっとは(調子は)どかんね?」 と聞かれたので、未伊子さんは頭の上に角を立てるポーズをしながら
「今日は機嫌ワルか〜まだ寝てナィとよ!せからしかったけんおいてきた」
 と答えた。
「未伊子さんこそ、無理したらアカンよ」叔母さんは優しく言って
「これ明日にでも食べんしゃい!お魚、隆也は好いとるけん」
本当にいつもスミマセン。助かります。
(最近、チビろぉーとは朝しか会話してナィような気がする)後部座席のチャイルドシートに乗せ、チビろぉーの寝顔を見ながら思った。

家に帰ると隆也さんは、寝ている。機嫌は治ったろうか?(今日は三日月がきれいでしたよ。またいつか見ましょうね!)
 布団をかけ直し、その横の少しこぶりな布団にチビろぉーを置いた。川の字に寝るのだ。
そして、忘れてならぬ充電キレした携帯を充電器にセットする。



ーカツミですー

ホストしてます。
この職業ゆえ、お友達がいません。親しい人もかつてはいましたが、時間帯が合わないので、みんな離れてしまいました。

貴女とメル友でもイイので付き合って下さい!



携帯が震えるので、眠いながらも見た。未伊子さんの携帯は、メール受信はバイブするように設定されてある。
 なんだ、よくある出会い系の誘いメールじゃん。虫、無視。



《ー続くー》

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 未伊子 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ