ディフェンド? ”渡さない!絶対に” 10

 2006-05-24投稿
閲覧数[380] 良い投票[0] 悪い投票[0]

 「あのぉ・・・、これに何か?」
 「あ・・・、これは何処で?」
 「あぁ・・・うーんと。貰ったんです」
 「は?」
 啓吾はキョトンとして言う。
 「男の人から貰ったんです。『これに願いを言えば願いが叶う』って」
 「・・・」
 「あ、名前言ってませんでしたよね」
 「あ・・・?」
 「私は、沙羅(さら)って言います」
 「俺は、啓吾だ。こっちは怜」
 「そうですか」
 沙羅はニコッと笑いながら言う。
 「沙羅さん・・・、それを私達に渡してください」
 「え?」
 「それに願いを言ったら、死んじゃうんですよ」
 怜は真剣な顔で言う。
 「それをつかって、もぅ何人もの人が死んでるんだ」
 「・・・でも・・・」
 沙羅は静かに言う。
 「でも、渡せません!」
 「えっ・・・」
 「何でだよ?あんたは死にたいのか?!」
 「違います・・・でも・・・」
 「死んでまで、そんなに叶えたいんですか」 
 「もぅいいです!出てってください!」
 と、沙羅は家から出て行った。
 「・・・いいすぎちゃった・・・」
 「そぉだな・・・」
 「ゴホン・・・ゴホン・・・」
 家の奥から音が聞こえる。
 「ん・・・?何の音だ?」
 2人は奥の部屋に向かう。そして、ドアを開けた。
 

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 梓 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ