想像してみてほしい
才能というものは誰が求めたとしても、その大半はプロ野球選手やアイドル、多少それたとしても社長や金持ちと言った
¨夢に満ちたもの¨
でなければ普通望んで強く欲しいとは思わないだろう…。
一人の男がいる。
林 俊明 37歳
独り身でごく普通の会社員。どこかパッとしない男。恋人もいない。
友人といえばいつかの同窓会を界に付き合いは薄れ、27を過ぎた頃には誰も回りにはいなかった。
そんな男の最近の日課と言えば、機械的な職務と夜な夜な安酒を煽りながらの映画鑑賞。…シケた毎日からの現実逃避…。
よくあるような話である。