「青い、実に青い空」 私の隣で、誰かがそう呟いた。私も空の色を確認してみると、私にも空は青色に見えた。が、私から見た空が青だっただけで、本物の色ではない。日中の空は青、夕方は茜、夜は茄子……、どの色も空とは違う他人の私が、見えた色。空から見た、空とは一体何色をしているのだろうか。 そして、私が私らしく、私であるがゆえの私は、どんな色をしているのかな……。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用