Dragon's eye [2ー21]

ギルドギア  2008-07-11投稿
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『覇雷!』

神竜の放つ紅い雷は、紅雷竜に直撃するも吸収され、より紅雷竜の強さが増していく。

「ゴガァァァァァァァァァァァァァ!!」

紅雷竜の叫びは、もはや意味を持たなくなっている。完全に暴走しているのだ。

『…雷は無駄か………ならば…』

神竜の周りに氷の結晶が集まり、巨大な氷柱となっていく。黒竜を倒した技だ。

『…冴氷(ごひょう)…』

巨大な氷柱が紅雷竜に向かって飛んで行く。しかし、氷柱は紅雷竜に触れる前に一瞬で溶け、消え去った。

『……やはり……私一人では…』

「グガァァァァァァァァァァァァァ!!」

紅雷竜が、大量の雷を体に纏い、神竜に向かって突進してきた。

『…ちっ』

神竜は飛び立ち、紅雷竜の突進をよけ、そのままノール村へと飛んで行った。
紅雷竜は、よけられた突進の勢いを抑えきれず、崖に激突し、気絶した。飛竜といえど、やはり頭は少し柔らかめなのである。



一方、森へと逃げ込んだレンは、早速迷っていた。レンの弱点その二、方向音痴のせいである。

「……ここ…どこぉ〜〜?」

今レンのいる場所は、ちょうど森の真ん中辺りで、上は空が見えないほど木の葉が生い茂っており、神竜から森の内部は見えない。

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