〜翌日〜
ダルは、自宅にてエドの迎えを待っていた。エドが家まで向かいに行くと言ったからだ。
(そろそろ来る頃か?)
そう思い腕時計を見ると11:30になろうとしていた。その時、遠くから激しいタイヤの音が聞こえて来た。
ダルが住んでいる所は住宅が密集していて、とてもタイヤの音が聞えるくらいのスピードを出せる訳無いのだが…………
ダルは、もの凄く嫌な予感がしたが、それは無いだろうと自分に言い聞かせた。彼は、免許を取ってまだ1か月しか経ってないという。そんなぺーぺーがスピード違反などするわけないと思った矢先予感は的中した
勢い良く曲がってきた車は見事なドリフトをかまして、ダルの1cm手前で止まった
「なっなんていうスピードを出してるんだよ!!?エド!」
思いっ切り尻餅をついて腰を抜かしたダルは悲鳴が混じった声で叫ぶと……
「どう?時間ピッタリでしょ?」
御満悦な顔したエドが運転席から出て来た。確かに約束の時間は11:30で今は11時30分00秒……………何もそんなスピードを出してまで時間を厳守する事は無いのに
むっかしからどこか抜けていると思ったがここまでとは……
ダルは、文句を言いなが