ノール村に着いた二人は、運動して腹が減ったので、食堂で腹ごしらえをすることにした。
「あっ!」
食堂に入った瞬間、レンは声をあげた。目の前に見覚えのある人物がいる。
「グラン!ロンド!」
「よう、待ってたぜ」
タバコを吹かしながら言うロンド。
「どうやら臆病は治ったようだな」
グランは、レンを睨みつけながら言った。
「よくもやってくれたな…ロンドさんよぉ」
「…悪かったって…俺にも色々事情があんのよ」
「おい、レン…こいつが新しい仲間、サイス・バルジュインだ」
グランは、隣にいる人物を指差しながら言った。
「こんにちは、レン君…サイスって呼んでくれ」
「宜しく」
レンは、サイスと握手をした。
「え〜と…私はシルだ、レンと共に歩むことを約束されている」
「「「宜しく」」」
グランとロンドとサイスが同時に言った。
「まだ色々と問題はあるが……とりあえず、火山に向かうぞ!」
グランが立ち上がり、言った。
「「「「おう!」」」」
ぐ〜〜〜
「…その前に…腹ごしらえしてからにしない?」
レンが腹を押さえながら恥ずかしそうに言った。
「「「「賛成」」」」
みんな空腹だったようだ。
こうして、レンに仲間ができたのだ。