ワーキング・プアからの脱出 51

楽園 海風  2008-07-12投稿
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光遊びをしている頃から、肉体は自分自身では無く、この光こそが自分自身では無いかと思っていました。肉体は、この光がコントロールしている道具に過ぎず、この光こそが肉体をコントロールしている自分自身では無いのかと思っていました。しかし、確かめる方法はありませんでしたが、コントロールできる肉体は決して自分自身、自分の本体では無い確信がありました。幽体離脱する事で、肉体は道具であり自分自身では無く、自分自身は、肉体をコントロールするアストラル・ボディー、幽体であると確信できました。
後になってから、そんな心配は必要で無い事が分かりましたが、本体である私自身、幽体が抜け出した私の肉体が、生命を安全に維持出来るのか心配になりました。肉体に戻るには、ただ戻りたいと思念を集中させれば戻る事が出来るのですが、最初に離脱した時、戻る方法が分からず、下に見えている自分の肉体に闇雲にしがみつこうとして、下って思った瞬間に1階の事務所の床から1メートル位の所に浮かんでいました。
その当時、私の寝室は実家の2階に在り、その階下は家業の事務所でした。下過ぎたと思った私は、上って思った瞬間に、遥か下に家の屋根が見える空間に浮いていました。
幽体を180度反転したり、上下に移動と記述していますが、これは肉体による移動とは異なり、景色が回転したり、迫ったり、退いたり、映像が伴う移動ではありません。存在場所が瞬時に変化する移動です。
何度も上下を繰り返しました。私の感覚では1時間位、上下運動を繰り返しているうちに、戻れない恐怖に捕らわれました。戻りたいって思った瞬間に、ベッドの上で、ガバッと上半身を起こす自分の肉体を感じました。急いで照明の紐を引っ張ると、寝室が明るくなり、壁の時計は3時ちょうどを指していました。
それからも、月に1度の割合で金縛りにあいましたが、毎回離脱出来るわけではありませんでした。4ヵ月に1度、1年に4度位のタイミングで離脱を経験しました。
感覚の拡大について記述します。離脱した時の明るさは、照明を当てた明るさではありません。色の鮮やかさは言葉に出来ません。音は全く無い世界です。香りもありません。触覚もありません。肉体が得る感覚では無く、魂が直接得る感覚です。視覚にしても、肉眼で見る、見えるでは無く、存在を感じるのです。
つづく

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