Dragon's eye [3ー1]

ギルドギア  2008-07-13投稿
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「……よく食べるでござるな…」

運ばれてきた料理を全て平らげ、それでもまだ腹が空いているといった感じのレンを見て、呆れたような口調でサイスが言った。

「……ござる!?」

サイスの変な語尾に疑問を持ったシルが、声をあげた。

「あぁ、こいつは分からん奴でな……よく変な語尾を付けやがる」

やれやれとグランが答えた。もうこれが当たり前のようだ。

「変とはなにルガ変とは!」

「おっ!ルガは初めて聞いたぞ!」

自分の語尾を変と言われ怒るサイスに対し、さらにおちょくるロンド。

「ばぁうぃいぶばべねぼ?びぼぼばっべざじ」

「……飲み込んでから言え…」

食べながら話すレンに冷たくつっこむグラン。

そんなのどかな光景を、見つめる陰があった。


ピピピ、ピピピ


「…はっ!こちら903番!現在、銀竜、及びその他の仲間と思われる者を監視中!」

「……銀竜の…レンの覚醒はまだか…」

「はっ!銀竜の半身が人間と変化出来るほどまでにいっているため、時間の問題と思われます」

「そうか……ご苦労だった……そろそろ…戻って来い……人手が足りなくてな」

「…と申しますと?」

「……火山に…蒼炎竜が現れた……それも…覚醒している…」



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