「俺...ハチのこと好きなんだ。」
『え?』
「付き合ってください!」
『...』
ァタシは恥ずかしくて返事の代わりに、後ろから思いっきり国分先輩を抱き締めた。
「...笑」
『国分先輩大好き!』
「ハチ可愛い!」
ァタシは国分先輩と付き合うことになった。
すっごく、すっごく、嬉しかった。
正直この時不二先輩のことは頭になかった...。
幸せになれると思ってた。不二先輩も分かってくれると思ってた。何もかもがァタシの思い描いていた通りになるんじゃないかって。
国分先輩と恋人同士になって。
不二先輩ともいいお友達で居れる。
ってそんな甘いこと考えてた。これからなにが起こるかなんて、全然予想もしなかったし、予想なんかする必要ないと思ってた。ずっとこの幸せが続くんだって思ってた。
ァタシはまだ幼かったんだ