竜に捧げる鎮魂歌[2-7]

かまきり  2008-07-13投稿
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今気づいたが、背も歳も同じくらいだ。
ということはあと4匹の竜は自分より年上なのだろうか?
・・・まぁ長生きする竜の年齢なんて外見では分からないが・・・。
オーリュはフィディルを振り返った。
まだ部屋の外には出ていない。
「・・・どこ行くんだ?」
「学院。またあの女のひとに怒られるよ?」
そう言って今度はフィディルが振り返ってにっこり笑った。
「まぁ、・・・そうか」
オーリュは頷いてから早足でフィディルより先に部屋の外へでる。
「そういえば連れてこいって言われたしな。」
まだ聞きたいことは沢山あったが、ともかく今は学院へ行ったほうが身のためだろう。
せっかくフィディルが教師の記憶を・・・
「・・・・・・あ、」
オーリュは小さく声をあげてまだ部屋にいるフィディルを見た。
「どうしたの?」
首をかしげるフィディルにオーリュは口を開く。
「・・・ありがとな」
「・・・・え?」



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