ミンナの意味?

支部健太  2006-05-25投稿
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〜職員室〜


南樹「なぁ、なんで俺だけ呼ばれんだよ!!智明だけヒイキじゃねぇか。」

先生「あのねぇ〜、南樹君??あなたには反省っていうのがないの??」

南樹「反省ぃ〜〜??そんなもん、やったって誰も俺のこと見直してくれねぇじゃん!!だったら反省なんかしないほうがマシだろ。」

先生「はぁ〜〜、相変わらずのゴウマンな態度ね。そんなんじゃあ誰も見直してくれないわよ。」

南樹「……!!なんでだよ!!!」

先生「本当は自分でも分かってるんでしょ??何で俺のこと認めてくれないんだ。友達だって智明しかいないし。どうして……、ってね」

南樹「……っ!!関係ねぇだろ!!クソババァには……。」

先生「あのね、まずその口応えどうにかしなさい!!それと……」


ゴツ!!!


南樹「いっ……!!」

先生「私はクソババァじゃありません。ちゃんと真奈美っていう名前があるんですから。先生!!だけじゃ沢山の先生がいるのに分からないでしょ。」

南樹「知るかよ!!そんなの…。」


ゴツ!!!


真奈美「だぁかぁらぁ!!!その口応えどうにかしなさい!!!」

南樹「何だよ!!!口応えが変わったらどうにかなんのかよ!!!」

真奈美「なります。」
南樹「!!??」

真奈美「あのね、南樹君。あなたは本当は友達がほしいんでしょ??ミンナと友達になりたいんでしょ??そんな口調じゃあ誰もあなたのこと見てくれないし、友達にもなってくれない……。」

南樹「だったらなんで智明は……。」

真奈美「あなたが可愛そうだったから…。あの子、私に相談しに来たわ。南樹君友達がいないみたいなんですけど、僕なってもいいですか??ってね。」

南樹「…………。」

真奈美「最初は、よく分からなかったわ。友達になりたいなんて、普通相談にはこないでしょ。だけどその理由を聞いたら…。」

南樹「俺の口調……ですか??」

真奈美「そう。なんだよく分かってるじゃない。だったら…。」

南樹「そんなこと言ったって、簡単に直せるもんじゃねぇよ!!それに分かってなんかいない。先生に教えられたから言っただけだし…。」

真奈美「それでもいいじゃない。自分で理解できればそれでいい。直そうと思う気持さえあれば、いつか直る。そんなもんよ…。私だって……。」

南樹「えっ……??」

真奈美「んっ、うぅん。何でもない!!」

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