Dragon's eye [3ー3]

ギルドギア  2008-07-14投稿
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「い…いつのまに!?」

「たやすいことよ♪ガウ♪」

「ていうか、なんでそんなもん持ってたの?」

「さっきぶち殺したから♪」

明るく言うサイスだが、レンの顔はどんどん青くなっていく。

「というわけで…」

「おい!ち…ちょっと待てよ!」

サイスの横に、巨大な大砲が置かれている。

「いいから入れ」

グランは、強引にレンを大砲の中に押し込んだ。

「発射しま〜す♪」

大砲の導火線に、火がつけられた。

「ちなみに、坑道の中はもっと暑いよ♪」

この世のものとは思えない笑みをしながら、サイスはレンに言った。レンの背中に、冷たいものが走った。

「じゃ、頑張ってね〜☆」

その瞬間、大砲の球が発射された。球はレンだが…。



ヒュ〜………ドン!

頭から火山に突っ込んだレンは、その強烈な痛さと熱さで、のた打ち回っていた。しかし、そののた打ち回る地面も熱いため、すぐに飛び上がった。

ここでこの暑(熱)さじゃ……山頂はどんだけだよ…

心の中で、レンはそう思っていた。今レンがいる場所は、火山の二合目辺りである。


「ていうか…坑道ってどこにあんだよ〜!」

【もう少し上だ】

「うお!」

【なんだ?】

「いや、居たんだ…」

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