「…」
気づけば俺は病院にいた。道端で倒れていたところを誰かに助けてもらったらしい。
「大丈夫かぃ?」
誰だ?
「ア、アンタは…」
「この前はどうも。」
こいつ…この前のイカれた奴だ
「何のようです?」
「私はあなたを助けたんですよ?」
「…ありがとうございました。僕はもう大丈夫なので帰って結構ですよ…」
「そうはいかない…あなたには是非ともやってもらいたい仕事があるのでね。」「仕事?…」
「はい」
…
「殺し屋をやってもらいたい。」
呆れた…ここまでイカれた野郎だとは…
「ふざけないで下さい!」「ふざけてなどいない。」「殺し屋などやらないに決まってるだろ!!」
「あなたの…母親のために…仇を…討たないか?」
仇…
待て?
何でこいつは母が死んだことを知ってるんだ?