風は冷たく空虚なにおいがした。カレンダーでは実感のわかない時の流れも今なら理解できる。そんな気がした。 なすすべもなく風に吹かれ飛ばされそうになっている花を見ながら裕一は思った。 気がつけばいつもここにいるなぁ。いつだってそうだ。気付くのが遅すぎる…
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