今日は入学式。
「あら、超カッコいい子・・・」
裕子は入場してくる新一年生たちをキョロキョロと見渡していた。
(あの子もカワイイわ・・・)
初々しい男の子達に、胸がキュンとなる。
(今年の一年生はレベル高そうね・・・)
裕子がこの中学校に赴任してきて二年になる。
毎年カッコいい男の子チェックは忘れない。
気にいった子にはとびきり甘くしてしまう。
そして、教師としての立場も忘れ、猛アタックをかけてしまうのだ。
もちろん教師と生徒という立場上、本当は許されない行為だ。
だが恋愛に年齢差が関係あるだろうか?
しかし、何故かいつも恋愛にまで発展することはなかった。
「今年こそは・・・」
裕子はフンッ!と胸を張る。
(この自慢のGカップでカワイイ子を落としてみせるわ!)
ブラウスのボタンが、パツン!と飛んだ。
(続く)