誰も信じないかもしれない…。
でも私は、
車に跳ねられたのに、
跳ねられてなかったり…
仕事の面接を寝坊で諦めたはずなのに…
もう一度チャンスをもらった…
私は時を戻されている…
確信はないけど、やっぱりそんな気がした…。
(もしかしたら…)
私は家の屋上から飛び降りてみた…
…どん!
落ちたはずが…家の屋上にいた…
(やっぱり……おかしい…)
私はこの変な時の流れを、
神様から貰ったチャンスなんだと、心に自信を持たせた…。
それから三ヶ月くらい、会社でミスをする度少し過去に戻され…
完璧に仕事をこなしていった…。
勇人の父「やっぱり恵美ちゃんはしっかりしてるね!勇人のお嫁になってくれんかね?ワラ」
恵美「いえ、…私、勇人君にはフラれちゃったんです…」
勇人の父「…そうか…でも勇人の奴最近、恵美ちゃんと同じように、誰かにフラれたみたいだぞ?」
(え?)
勇人の父「そうだな、きっと今慰められるのは、恵美ちゃんしかいないんじゃないかなぁ?」
恵美「………おじさん」
勇人の父「うん?」
恵美「今日の夜、お邪魔していい?」
勇人の父「あぁ。きっと勇人、喜ぶぞ!」
恵美「……」
何だかわからないけど、
私は自信たっぷりに勇人の家に向かった…。
神様から貰ったチャンスのゴールな気がして…
つづく