カカシとカラス2

ルクルト  2008-07-19投稿
閲覧数[218] 良い投票[0] 悪い投票[0]

2:今日も肩にはカラスが一羽。
何も変わらない平凡な1日だ。
「そういえば七つの子って歌知ってるか?」
ふと前々からの疑問をカラスにぶつけてみることにした。
「えっと、カーラースーなぜ鳴くのーってやつ?」
カラスがカラスの歌を口ずさむ。
歌下手だなコイツ。
「そうそれそれ。タイトルにもなってる『七つの子』ってさ、七歳の子なの?それとも七羽の子なの?」
「…人間が作った歌のことなんてわかるわけないじゃん」
冷静に返された。ちょっと悲しい。
「でもカラスで七歳っていい大人だよ。だから七羽のほうなんじゃない?」
「おぉ、なるほど」
長年の疑問が解けてかなりスッキリだ。
「カラスは七個も卵産まないけどね」
どうやらこの疑問は迷宮入りらしい。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ルクルト 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]
カラダがジューシーに☆
お風呂上りはコレ!


▲ページトップ