タイムリミット

あかり  2008-07-20投稿
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「そんなの信じられる。わけないだろ。DEATH NOTEのリュークみたいなのならまだしもあんたみたいなオッサンの事なんて」

「オッサンだろうがジーサンだろう事実は事実です。」

「くっ」

「まあ残りの人生無駄無く生きて下さい。では私はこれで」

(ガチャ)

「普通にドアから帰るのか。」

「いけませんか」

「いや普通死に神ならスーと消えたりするんじゃないの」

「それは人間の勝手な空想です。では」

(バタン)

「俺が死ぬ?後一年で?そんなわけないよな、あんなヒラ社員みたいなオッサン死に神なわけないよな。きっと何かの間違えだ。」

突然の出来事に戸惑っている自分を落ち着かせようとする自分がいた。

「おはよう」

「おはよう」

「あ〜寝てないでしょ。本当いい加減にしなさいよ」

「うん」

千尋はきっと俺がゲームをしていたと思っているだろ。けどそう思われままのほうが都合がいい 。実は昨日事で寝れなかった。信じなくてもやはり気になってしまう。まあそれが普通だろ、あれ寝れる訳がない。当然だ。

(俺死んだらどうなるんだろう。何も変わらないのかな?父さん母さんはやっば悲しむかな。姉ちゃん兄ちゃんは悲しんでくれるかな?真二は敬太は吉田はみんなは悲しんでくれんのかな?千尋 千尋はどうなんだろう?)

「なぁもし俺が死んだらちーどうする」

「え何急に縁起でもない」

「いいからどうする」

「なに熱くなってんの」

「あっごめん」

「まあやっぱり泣くかもね。なんだかんだしょうの事好きだし」

「えっ」

「いやそう言う意味じゃなくてあっあのラブじゃなくてライクの方ね」

「何慌てんの」

「あっいやその…もうしょうがへんな事聞くからだよ」

「ひょっとしてちー俺の事好きなの?」

「そんな訳ないでしょ」

「嘘だ〜」

「違う。もう早く学校行くよ」

「やっば慌てる」

「慌てない」

千尋と話しているうちに昨日の事を忘れてかけていた。それと千尋の予想外の返事がなぜか少し嬉しかった。

後354日

続く



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