正木の買い物に付き合いデパートに行くと、街はすっかりクリスマスムード一色。
そういえば、クリスマスイヴの夜に家族以外と過ごすのは初めてだな。
そんなことを考えイルミネーションを眺めていると、買い物を終えた正木が戻ってきた。
正木「お待たせ。んで、お前は山下になにあげるの？」
山下恵美この人こそ、先日出会い握手した相手である。
私「えっ？やっぱり山下さんにプレゼントした方がいいかな？」
正木「当たり前だろ。アイツ期待してるよ。」
期待？クリスマスプレゼントを？この間出会ったばかりなのに？
やっぱりわからない。この人達のこと、よくわからない。そんなことを考えながらも、正木と一緒にプレゼントを選んでいた。
帰り道、正木がまた理解に苦しむ質問をしてきた。
正木「なぁ、もうなんて言うか決めたか？」
私「へぇっ？」
正木「おいおい、山下への告白のことだよ。」
私「はぁ？告白？」
正木「まさか、しないわけじゃないよな？さっきも言ったじゃん。山下期待してるって。」
私「…期待？だから買ったじゃん。プレゼント。」
正木「お前、女心わからないの？」
わからないワカラナイWAKARANAI
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